「お酒を飲みながらダイエットしたい」
「痛風が心配だけど、晩酌はやめられない」
そんな人にとって気になるのが アルコール飲料のカロリーと糖質、そして痛風への影響 です。
ここでは病院などで配布される「アルコール度数・カロリー表」をもとに、種類ごとの特徴を整理し、痛風・ダイエット両方に配慮したおすすめをまとめます。
1. 痛風とお酒の関係

痛風の原因は「尿酸値の上昇」。アルコールには以下の影響があります。
- プリン体を多く含む種類(ビール、日本酒など)は尿酸値を上げやすい
- アルコール自体が尿酸の排泄を妨げる
- 甘いお酒(チューハイ、梅酒など)は肥満につながりやすい
つまり「何を飲むか」「どれくらい飲むか」が非常に重要です。
2. ビール・発泡酒は太りやすい+痛風に不向き
- ビール(5%・中ジョッキ500ml):210kcal、糖質20g、プリン体多め
- 発泡酒(350ml):84kcal、糖質もあり
→ ビールはカロリー・糖質ともに高く、さらにプリン体も豊富。
痛風体質の人には最もNGなお酒のひとつ。
3. チューハイは糖質ゼロならまだマシ
- チューハイ(5%・350ml):154kcal、糖質12.6g
- チューハイ(9%・350ml・糖質ゼロ):196kcal、糖質0g
→ 糖質ゼロなら痛風への影響は少し軽減されますが、アルコール度数が高いと尿酸値は上がります。
「糖質ゼロ・アルコール控えめ」タイプを選び、1本までが現実的なライン。
4. 日本酒・梅酒は要注意
- 日本酒(180ml):184kcal、糖質7.2g、プリン体もあり
- 梅酒(60ml):80kcal、糖質8g
→ 日本酒は「米」由来の糖質とプリン体で痛風リスク大。
梅酒は少量でも糖分が多いので、ダイエット中は特に控えめに。
5. ワインはまだ安心(特に赤ワイン)
- ワイン(11%・100ml):72kcal、糖質2g程度
- 赤ワインにはポリフェノールが含まれ、健康効果も期待される
→ ただし飲みすぎは尿酸値を上げるので、グラス1〜2杯程度が適量。
6. 焼酎・ウイスキー・ブランデーは糖質ゼロ
- 焼酎(25%・60ml):86kcal、糖質0g、プリン体少なめ
- ウイスキー(30ml):70kcal、糖質0g、プリン体少なめ
- ブランデー(30ml):70kcal、糖質0g
→ 痛風持ち&ダイエット中におすすめなのは 蒸留酒(焼酎・ウイスキー)。
水割り・炭酸割りにして、少量を楽しむのがベストです。
7. ノンアルコールは強い味方
- ノンアルビールやチューハイは 0〜11kcal程度、アルコール0.00%
- プリン体ゼロタイプも多く、痛風予防にも効果的
→ 「どうしても飲みたいけど今日は休肝日にしたい」そんな時の強い味方。
8. まとめ:痛風とダイエットに優しいお酒ランキング
- 焼酎(水割り・お湯割り)
- ウイスキー(炭酸割り)
- 赤ワイン(グラス1杯まで)
- 糖質ゼロチューハイ(度数低め)
- ノンアルコール飲料(カロリーも要チェック)
逆に避けたいのは…
- ビール、日本酒、梅酒、甘いチューハイ
9. 健康的にお酒を楽しむコツ
- 休肝日を週2日は設ける
- 水を一緒に飲む(尿酸値の上昇を防ぐ)
- 食事は野菜や海藻、魚を意識してプリン体を減らす
- 適量は純アルコール20g/日まで(ビール中瓶1本、日本酒1合、焼酎半合が目安)
結論
ダイエットと痛風対策を両立するなら、
「蒸留酒を少量」+「糖質オフ」+「ノンアル活用」 がベスト。
お酒は「量より質」で楽しみましょう。
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