私は、最近『HSP』という言葉を知りました。キッカケは、娘の不登校でした。
HSP(エイチエスピー)とは、Highly Sensitive Person(ハイリ―・センシティブ・パーソン)とは、人口の15~20%の人が該当する『非常に繊細で敏感な人』のことです。
繊細であることで、日常生活に生きづらさを感じてしまうこともあるというHSP。
この記事を読んでる人もHSPに該当するかもしれません。
繊細・敏感すぎて生きづらい。5人に1人がHSP。
HSPは、他人の些細な言動で落ち込んだり、感情に振り回されたり…。刺激に敏感で、疲れやすくなってしまいます。下記の特徴が揃っている人は、HSPかもしれません。
【共感しやすい】
他人の気持ちに流されやすく、共感能力が高い。
感情移入しすぎて、周囲のことを自分のことのように喜んだり悲しんだりします。
他人が怒られていると自分も怒られているように感じ、気分が落ち込んだり…。
相手の機嫌や気分、気持ちの変化にすぐ気づくことができます。
【物事を深く考える】
深く考えてから行動するので時間がかかります。
1聞いて、10を想像して考えられる思考力をもっています。
【刺激に敏感】
大勢の人が集まるような場所が苦手。
友人と過ごす時間は楽しいが、気疲れしやすい。
人に言われた些細な一言を、いつまでも気にしてしまう。
【感受性豊か】
電化製品の発する音や生活音など、些細な音が気になる。
HSPの中でも、社交的で行動力もあり、繊細や敏感に見えない人もいます。
HSPが不登校の原因となる?不登校に多いHSC/HSPの特徴
HSC(Highly Sensitive Child):非常に感受性の強い子ども
HSP(Highly Sensitive Person):非常に感受性の強い大人
上記のように分類することもあります。生まれつき過敏な子や神経質な子はHSC/HSPということになりますが、今回はHSPに統一してご紹介します。
HSPの子は、細かいことに気がつくので、日常生活や集団生活の中では大きなストレスを感じてしまいます。また表情から、相手の気持ちを敏感に察するため、周囲の物音に過敏で疲れやすいです。周囲からは、「気にしすぎ」と思われます。HSPは個性なので、一人ひとり違います。
HSPの中には、刺激追求型のHSS(High Sensation Seeking:)もいます。刺激を求めて外に飛び出すものの、外界の刺激で疲れてしまいます。
HSPの長所と短所
HSPの長所
・気配り上手
・人の気持ちに共感しすぎる
・周りが気づかない事に気づける
HSPの短所
・周囲の人より疲れやすい
・自己否定が強い
・刺激を受けやすい
HSPの子が、不登校なりやすい理由
人は失敗します。その失敗を重ねて成長するのです。でもHSPの子は、真面目に受け止めてしまい、失敗した自分を厳しく責めます。その結果、失敗に恐れてしまい、前に進めなくなってしまいます。
HSPの子は、音や刺激といった五感にも強く感じやすく、集団生活はとても苦手です。なのに周りに合わせられない自分を責め、周りと同じようにしようと無理を重ねてしまいます。
そして疲れ切って動けなくなってしまい、不登校になってしまうケースが多いようです。
【まとめ】まずはHSPを理解してみましょう
HSPは、病気ではなく生まれ持った気質であり、刺激に敏感すぎることで疲れてしまう面もあるということから、もしかするとあなたの毎日の疲労もHSPが原因かもしれません。毎日不安な日々が続く状況の中「さまざまな情報が気になって毎日不安で仕方ない」、普段の生活の中でも「周りの顔色が気になって意見が言えない」「ささいな出来事がずっと気になってつらい」…そんな気疲れしやすさ、生きづらさを感じていませんか。
5人に1人いると言われているHSP/HSCについて、知ってみたらラクになるかもしれません。
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